ハイパーインフレ解決策

大規模金融緩和は失敗するように仕掛けられているインフレ時限爆弾。もう始まっているが気が付かないでいると圧死する。解決策は2つ。1つ目は、経済に何が起こっても影響を受けないほど裕福になること。 2つ目の選択肢は、可能な限り自給自足することに重点を置くこと。

現状

厳密には戦争状態ではないものの、この国は戦時レベルの財政赤字を増やし続けています。政府はあたかも永遠に存続できるかのように赤字支出を続けています。斜陽する人口減少社会において借金で借金を返済する矛盾は続くわけがありません。さらに世界的に戦争が拡大するリスクは月を追うごとに高まっています。戦争はインフレを引き起こすが今の時代の戦争は爆弾を落とすだけが戦争とは限らない。

インフレは税金ですが、隠れた税金であり、当初はほとんどの人には気づかれずに年々進行し、貯蓄と購買力をゆっくりと食いつぶしていきます。2000年以降金価格が高騰していますが、逃げ遅れていることにお気づきでしょうか?老後の資金2千万円議論する前に円通貨の価値がインフレによって大幅に目減りしていたらなんの意味もありません。

以下のグラフで示す金と円の相関関係を見てください。この数年で円の価値は金に対して半値になっています。これは例えるなら、ある人が汗水たらして老後の資金に100万円貯金したのに、そのお金の価値がたった数年で半分以下に目減りしたことを示しています。このような「くたびれ儲け」の時代に私たちは何ができるのでしょうか?生活の基本となる国の通貨価値が猛スピードで目減りしている一方で増税はとどまるところを知りません。

最新の数字を確認すると以下のようになっている。日本財務省は2月9日、2023年末時点での「国の借金」が1286兆4520億円になったと発表した。 国の借金は国債と借入金、政府短期証券の残高を合計したもの。2022年末時点の1256兆9992億円から29兆4528億円増加し、過去最大を更新した。 内訳は、内国債が1146兆589億円、借入金が48兆939億円、政府短期証券が92兆2993億円。内国債のうち、償還や利払いに主に税収が充てられる「普通国債」は2022年末より38兆14億円増の1043兆7786億円となった。
スプートニクより

実質金利 = 名目金利 – インフレ率(体感的には1割越え?) だと考えると年利-10%をはるかに超えるスピードで通貨が下落している一方で平均所得は足踏みしている。

普通預金金利0.001%
2024年みずほ銀行参考値

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/335849

ハイパーインフレの入り口に立つ日本のお金、円。

これは円に限ったことではなく、例えば1913年の100ドルは、現在では約3.87ドルの価値しかありません。1913年以降、ドルの購買力は上下しているが、1913年当時の購買力を上回ったことはない。
これまで米国市民の購買力は常にトップであったが、今後は変わるかもしれない。歴史上の覇権国家や帝国の崩壊の時に起きたプロセスと同じものを見ている。

ZeroHedge による最近の分析によると、
「第4四半期のGDPは3,290億ドル増加して27兆9,390億ドルとなり、でっち上げではあるが立派な数字だが、より気がかりなのは、同じ期間に米国の財政赤字が50パーセント以上、つまり5,100億ドル以上増加したことである。そしておまけに、同じ 3 か月間の米国の公的債務の増加は、驚くべき 8,340 億ドルで、GDP の増加を 154% 上回りました。言い換えれば、1 ドルの成長を生み出すには 1.55 ドルの財政赤字が必要となり、1 ドルの GDP 成長を生み出すには 2.50 ドル以上の新たな債務が必要となるのです!」

と報告している。

※上記グラフは労働統計局に基づく。この計算では、都市部の世帯が購入する消費財・サービスの価格変動を表す全都市消費者物価指数を使用。

https://toyokeizai.net/articles/-/692826

https://news.livedoor.com/article/detail/24629704/

働いても残るお金はごく僅か。五公五民どころではない。欧州では農民一揆が起こっている。

結論

1,インフレ対策をする。

食料の自給項目を増やす。調味料や車の修理、家の補修など買わずにDIYする。中古品の活用。たまにフィナンシャルプランナーに相談する人を見かけますが相談するだけ時間のムダ。国のインフレは個人の責任ではありませんが「もっと稼げ、あなたの稼ぎが足りないだけ」と言われるだけでしょう。

2,余計に稼いでも給料の半分以上持っていかれる働き損。

新築住宅を買うと住宅ローンや金利、生命保険を余計に支払わなければならず、そのお金にも課税されるので非効率。人々が人生の大半の時間を浪費しなければならないことを考えれば目的は明らかに奴隷化です。

3,税を可能な限り低くする。

具体的には自給自足することや余計な課税労働を止める。必要不可欠ものは物々交換や中古で手に入れることなどが考えられる。

太陽や雨水、無料で手に入れられる自然の素材を使用する。DIYでの労働は課税されないので自動車や家庭菜園、家の補修などは自分でできるようにしていくこと。例えば自分で作った野菜は非課税なのと無農薬で健康にも良いから長期的に医療費も削減できる。

4,貯蓄対策をする。

具体的には長期で購買力を維持できる現物のゴールドやシルバーに変えておく。生活必需品に変える。自分が住む家を中古住宅でいいからキャッシュで購入し、家賃がかからないようにする。

5,不動産、不況に強い事業、ビットコインなども効果的。