前提として、どうしたらタマネギを買わずに済むかの考察。ジャガ・玉・ニンジンの一角のタマネギは料理には欠かす事が出来ない食材です。筆者は毎年タマネギをかなりの数で栽培しているが、特に夏場は暑さで保管が難しく腐ってしまうものも多数ある。通常だと300本程度の苗を秋口に植えて、翌年6月に収穫してから食べ始め、翌翌年の1月頃にはすべて食べ終わってしまう。春が近づくにつれて暖かくなると芽が伸びてきてスカスカになってくる。そこで発想の転換で考えた候補として長ネギ類での代用。ちょうどタマネギが手元にない2月から5月頃までの代替品として利用を考えている。冬の寒さに強く栽培が比較的容易なのと必要な分だけ畑から抜いてきて使用できるので保管場所がいらない。料理においては既に実験済みで甘味等もタマネギの代用品として十分に可能だと思う。問題は品種。タマネギの代わりとなると物量的にかなりの本数が必要になってくる。九条ネギなど分けつネギだと細すぎる感は否めない。以前に東京ネギ(一本ネギ)を栽培したことがあるが、素人栽培だと太さなどにバラツキがあり、種子から栽培する手間を嫌って分けつネギに変更した経緯がある。
以上のことから、今年は太ネギの代表でもある群馬県の特産品「下仁田ネギ」の栽培を計画しています。
下仁田ネギの特徴として甘味強く、どんな用途にも良いが、特に鍋物やすき焼きなど煮食することで風味が増す、と説明がある。この種子は一般的に普及しているので安く、一袋150円で購入できた。ネギ類のタネは種子寿命が短いので、毎年買い替えたとしても負担にならない金額だと思う。
栽培本数は3~4か月分を想定して100本程度。蒔きどきは温床だと2月~。経験上、寒い時期の方が蒸れなくて上手くいったと思います。以下説明
・群馬県下仁田町で江戸時代より殿様への献上葱として作られている非常に美味な根深葱です。
・病気に強く作り易く家庭菜園でも多収穫が得られます。
・軟白部は20〜25cm、純白で太く、分けつもなく揃いも良好。
結果は如何に?